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どのようにエリプソメーターを作るか?

エリプソメトリーは一世紀以上前から使用されてきた用途の広い技術です。 今日ではいくつかの光学構成のエリプソメーターが開発されています。広く使用されている いくつかの光学構成を図1に示します。 これらの全ての光学構成は同じ基本要素を備えて います。全てのエリプソメーターは光源から始まって受光器で終わっています。 また全てのエリプソメーターには2つの偏光子が必要です。第1の偏光子は入射する偏光状態を つくり第2の偏光子(検光子)は反射してくる偏光状態を測定します。測定されるサンプルは 2つの偏光子の間に位置しています。 図1の矢印の円は連続回転する構成要素を意味しています。 それぞれの 構成要素や光学構成 は、下記をご欄下さい。

エリプソメーターの光学構成

P-polarizer 

C-compensator S-sample  M-modulator A-analyzer
図 1:エリプソメーターの光学構成
エリプソメトリーの構成要素:
光源

エリプソメーターには光源が必要です。 これにはレーザー又は様々な種類のランプが用いられます。レーザーを用いた エリプソメーターの利点は、光の強度が強いことと光が平行であることから小さいスポットを 作ることが出来ます。しかしながらレーザー光は1つの波長しか持ちません。 分光エリプソメトリーは広い波長領域を必要とします。この広い波長領域を満たす為に 以下のようなランプが用いられます

ランプの種類 スペクトル帯 波長
重水素 (D2) 真空紫外−紫外 140nm-300nm
キセノン (Xe) 紫外−可視−近赤外 190nm-2 microns
ハロゲン (QTH) 可視−近赤外 350nm-2 microns
Sグローバーランプ 近赤外−赤外  1.5 microns-40 microns
モノクロメーター(分光器)
エリプソメトリー測定の柔軟さを最大限にする為にモノクロメーターが用いられます。 モノクロメーターは光の任意の波長や波長帯を作り出すことが出来ます。 これは光にあたると変質する ような光に感度のある材料を測定するときには重要な能力となります。 モノクロメーターを用いると様々な利点がある一方、弊社の M2000 ®  のような アレイ式のエリプソメーターに比べで測定が遅いという欠点があります。弊社の VASE® は、 HS-190 TMという モノクロメーター を使用しています。
ディテクター(受光器)
どのようなエリプソメーターの光学構成でも、 ディテクターは検光子を通ってきた 光の強度を測定する目的で使用されます。 光の強度は電場強度の二乗に比例しています。 光の強度を測定するどのようなデバイスもエリプソメーターのディテクターになります。 下の表は、弊社のエリプソメーターで使われている様々なディテクターです。 これらのディテクターは波長レンジに応じて使用されます。

J.A.Woollam社製装置のディテクター

VASE ® M-2000 ® IR-VASE ®
フォトダイオード ダイオードアレイ HgCdTe
光電子増倍管 CCD アレイ (MCT)
偏光子と検光子
エリプソメトリー測定で最も重要な光学要素は偏光子です。 偏光子は光ビームをその透過軸に沿った 直線偏光に変換します。 市販品でも理想に近い偏光子がありますが分光エリプソメーターの波長域に 整合させる必要があります。 偏光子の消光比は偏光子の透過軸に平行か直角かで透過する光の比を 表したものです。 一般的にはこの消光比は106かそれ以上です。
補償子(コンペンセーター)
補償子は直線偏光を円偏光に変換します。 理想的な補償子は、リターデーションが正確に90度 (又は1/4波長)である光学的な位相遅延器です。 位相遅延器は便利ですが正確なリターデーション が光軸や波長によってかわってしまうために用いることが難しいという点もあります。 回転する偏光子と回転する補償子の組合せは、偏光していない光をどのような楕円偏光にも 変換出来ます。 補償子を用いると多くの利点がある為に現在の弊社の装置には補償子は 幅広く使われています。 補償子の重要性に関する詳細な情報は弊社の コンペンセーター を参照して下さい。
光弾性変調器
この変調器は波長板を振動させたもので一般的には石英で出来ています。 これは補償子の高速変調という特定のエリプソメーターのタイプに使用されます。 しかしこれは温度に非常に敏感で又各波長で装置を補正する必要があります。

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